- なんぼう
- I
なんぼう【何ぼう】〔「なにほど(何)」の転〕(1)「なんぼ{(1)}」に同じ。
「此の馬~の馬にて候ふぞ/盛衰記 34」
(2)「なんぼ{(2)}」に同じ。「つやが戻つて, 二人の親が法体の顔見たらば, ~残り多からう/浄瑠璃・氷の朔日(中)」
(3)「なんぼ{(3)}」に同じ。「~飽かれた仲なりとも/浄瑠璃・国性爺合戦」
(4)なんとまあ。 なんという。II「~美しき荷にてはなきか/謡曲・恋重荷」
なんぼう【男房】(1)平安時代, 女房に対して, 宮中に局(ツボネ)をもって仕えた男子。 主に蔵人(クロウド)をさしていう。「御所中の女房・~…皆涙を流し/保元(上)」
(2)(転じて)女房に対して, 一般に貴人の近くに仕える男子。
Japanese explanatory dictionaries. 2013.